素潜りダイビングの安全L2
重大水難事故が起きてしまったら?
インストラクターやダイビングショップは何をするべきか!
起きる前に出来る対策は何か?
起きてしまったらどう行動するべきか?
~身近で起きてしまった辛い経験を教訓(L2)として生かします~
* L2=Lesson Learned、読み方は”エルツー”
「素潜りダイビングの安全L2」の活動内容~身近で起きた重大水難事故の調査・検証と関係機関への事後対応の経験から~
2.海水浴場開設者・自然海岸管理者・ダイビングサービス事業者・行政機関等に対する「ダイビング計画届出制度」及び「ダイビングサービス優良事業者認定制度」の導入推進
3.ダイビング活動団体に対する安全に関する提言及びセミナー企画・講師
4.インストラクター・ダイビングショップ等の安全管理及び水難事故対応に関するアドバイス
5.海上保安庁等の公開データの調査・分析
「ダイビング計画届出制度」及び「ダイビングサービス優良事業者認定制度」とは何か?
1.「ダイビング計画届出制度」とは、インストラクターやダイビングショップが、ダイビングの手続きをするダイビングサービスや海水浴場管理者などに対し、エントリー前に受付にダイビング計画を書面で届け出し、エキジット後に受付に終了を報告する制度(案)。
ダイビング計画書に記載する内容(案)
①ダイビング場所の図示と予定時間
②休憩場所と予定時間
③ダイビングの形式と内容(深度と範囲、海況など)
④インストラクターの有無と参加者人数
⑤参加者氏名と緊急連絡先電話番号
⑥装備の確認
⑦バディ潜水など注意事項の説明
⑧緊急事態発生時の連絡体制と行動体制の説明
⑨ダイビング計画の説明
⑩その他
2.「ダイビングサービス優良事業者認定制度」とは、「ダイビング計画届出制度」を導入したダイビングサービス事業者などが、ダイビング事業者団体から認定される制度(案)。
ダイビングサービス優良事業者に認定されると、その事業者は安全管理体制が高いものとして広く認識され、他のダイビング事業者との差別化に繋がり、事業経営に有利になることが期待される。
素潜りダイビングの法制化の推進
・「インストラクター業務基準」
・「素潜りダイビング業法」
・「ダイビングショップ業務基準」
・「スキンダイビング技術基準」
・「フリーダイビング安全管理基準」
・「素潜りダイビング水難事故対応基準」
・「インストラクター国家資格」等
このような法律や基準、資格があれば、インストラクターやダイビングショップは安心して業務ができ、ダイバーの安全にも繋がるのではないか?
また、重大水難事故が起きてしまった際に、当事者及び関係者の紛糾が低減できるのではないか?
Cカード協議会とDAN JAPANが発行した
「スノーケリングガイド基準」
・発行協力は海上保安庁
スノーケリングにはこのようなガイド基準が存在するのであり、スキンダイビングとフリーダイビングでも、素潜りダイビング業界で統一した、インストラクターやダイビングショップなど業務基準を作成できないものか?
「素潜りダイビングの安全L2」の活動の切っ掛け
2023年の夏、身近に起こった重大水難事故の対応に携わった経験と、近年、特に夏季において、マリンレジャーに伴う水難事故のニュースを多く聞くような気がしていたことが、この活動の原点です。
この事故はスキンダイビングツアー中に、 インストラクターが、適切な安全装備がないにも係わらず、また、適切な安全指示を行わずに、バディらの視界の届かない濁った状況の範囲でもフリーダイビングを実施させ、その間に当該ダイバーが潜水生理学的な体の異常現象を起こしたこともあり、行方不明になったものです。
インストラクターらの捜索では当該ダイバーを直ぐに発見できず、捜索要請を受けたスクーバダイバーに意識不明の状態で海底に沈んでいたところを発見されました。当該ダイバーは引き上げ直後から救急隊により心肺蘇生措置を受け続けたのですが、救急搬送された病院で、家族に見守られながら亡くなりました。
その後、身近な関係者として海上保安庁や消防署等から事情を収集し、事後対応をする中、スキンダイビングツアーを実施したダイビングショップとインストラクターの安全管理に重大な問題があったことが分りました。問題の内容次第では、刑事事件となることもあるようです。
この経験と近年のマリンレジャーに伴う水難事故の状況により、インストラクターやダイビングショップ等の皆様に、人の命を預かる仕事であるがための安全管理の認識の再確認と是正を促し、水難事故が起こらないようにすること及び安心して仕事ができるようになって欲しいという思いから、「素潜りダイビングの安全」の啓発活動をしています。
また、重大水難事故が起こってしまうと、遺族など関係者だけでなく、インストラクターやダイビングショップ等の皆様にも、事後にはどのような計り知れない事態になるのかも併せてお伝えしています。
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1.重大水難事故対応の経験から、インストラクターやダイビングショップ等の皆様の安全管理や水難事故対応に関するアドバイスをいたします。
2.「1」に関連し、ダイビング活動団体向けの出張セミナー(アンケート及びQ&Aによる方式)をいたします。
静岡県伊豆半島のダイビングスポット 西伊豆の雲見海岸と東伊豆の城ヶ崎海岸